レビュー

あいちトリエンナーレ2016/岡崎エリア/トランスディメンションーイメージの未来形(岡崎シビコ6F)

あいちトリエンナーレで最も見たかった展示です。
5組の作家の作品展示。写真について日頃考えているモヤモヤを刺激されました!
すなわち、写真を撮って展示するのが写真家なのか?
そもそも写真家の前に美術家である必然があるのではないか?
自分のやりたいことを実現するために写真が最適であるのならば写真を使えばよいが、作品をつくる際に『写真で』という前提を設ける必要はあるのか?
やろうとしていることが本当にやりたいことなのか?
そのような自分への問いに対する答えを見つけるための方角を示してくれる展示でした。
中でも横田大輔さんの展示は、物量での圧倒感、プリント(ゼロックス?)に対する暴力性、全体的な物質感が渾然一体となっていて、気持ち悪いんだけど美しいと感じるなど、心に葛藤を与えるところにしびれました。
また、勝又公仁彦さんの展示は、5枚の大型写真を組んで、東岡崎駅前など市内の複数地点からの撮影(※1)を何層にも重ねたもの。その裏面は3面の映像展示で、岡崎がテーマ。どちらも見た目の美しさに圧倒されました。また芸術祭の舞台である岡崎をより深く認識しようという思いが感じられて、そういうアプローチで作品作りをするのはいいな、と率直に思いました。映像に岡崎市の八丁味噌の工場がでてきましたが、シビコ1階のトリエンナーレのビジターセンターではミソスープスタンドがあり、ハンドドリップによるミソスープがいただけました(トリエンナーレのチケットを持っている人)。
http://aichitriennale.jp/artist/column06.html
ディレクター:後藤繁雄
参加作家:赤石隆明、ルーカス・ブラロック、勝又公仁彦、小山泰介+名和晃平、横田大輔
(※1)2016/10/09訂正:東岡崎駅前だけでなく複数地点からの撮影であることを訂正しました
トランスディメンション展示会場入り口付近
横田大輔作品
勝又公仁彦作品
勝又公仁彦映像作品