レビュー

あいちトリエンナーレ2016/豊橋エリア/水上ビル(ラウラ・リマ)

1960年代に農業用水路上に建てられたビル群、かつては60近くものお店が立ち並んでいたそうです。4階建てのビルですが、横に移動する通路はないと思われ、上下に移動する階段がいくつも設置されていたような気がします。1階から4階、屋上までを網で囲い、巨大な鳥かごにして、そこに100羽の小鳥を放って、鳥が生息する空間そのものを制作するという作品。入り口が二重扉になっていて、フラッシュを焚かないようにと注意事項を伝えるあたりが猫カフェのようでした。また、20人までという入場制限を設けていて、少し並びました。そうなると気分はもう猫カフェで、たくさん写真を撮ってしまいました。まあ鳥も好きではあるのですが。鳥が近くにいるような場所もありましたが、あまり人間が近寄れないように木を組んでいるように思いました。また鳥は高いところにいこうとするからか、木や網のてっぺんにへばりつくようにとまっているのが印象的でした。人間が鳥を見ている、という気でいましたが、考えてみると同じ鳥かごの中にいるので、俯瞰で見たらきっと不思議な光景だったでしょう。もしかしたらどこかで撮影されてたりして。閉幕後の鳥たちの行く末が気になるところですが、動物取扱業の登録をしての展示なので、里親募集などするのであろうと思われます。今後についても気に留めたいです。
http://aichitriennale.jp/artist/lauralima.html