レビュー

あいちトリエンナーレ2016/豊橋エリア/開発ビル8F(岡部昌生)

部屋に入ると、壁一面に黒と茶の何かが掲示されていて、全く何なのかがわかりませんでした。黒い方は建物などの壁面に紙を当てて凹凸を鉛筆で擦りとったフロッタージュでした。豊橋から長野県に続く飯田線(旧線?)、そのトンネルの壁面ということです。フロッタージュは擦りとったモノと同じサイズになりますが、それが面白いと思いました。一枚目の写真の右下のフロッタージュ中を撮影したのはトリエンナーレの芸術監督を務める港千尋さんでした。マンホールのふたのフロッタージュは、開発ビルから見えるところのものだそうです。ボランティアスタッフから聞きました。岡部さんは広島、沖縄、北海道、福島など歴史的に何かがあった場所でのフロッタージュを行っているようです。また、壁一面を擦りとる場合には、そのための設計図から検討していて、単に擦るだけではすまないことが、展示のあちらこちらから読み取ることができました。ここも帰る時間に追われテキストを読めない始末。名古屋の展示で凄さを再認識したのですが、またの機会に。
http://aichitriennale.jp/artist/okabemasao.html