レビュー

あいちトリエンナーレ2016/名古屋エリア/岡部昌生(名古屋市美術館1F)

明治屋栄ビルから歩いて行けます。1階展示室入り口の前に岡部さんのフロッタージュがありました。豊橋開発ビル、明治屋栄ビルの前に行った広小路ビルに次いででした。
大きさに呆然としていたら、擦れていない部分が見覚えのある形であることに気づきました。2枚目の写真がそうですが、沖縄伊江島の公益質屋跡ではありませんか。広小路ビルでのスクリーン上映や展示物では、形はわかったものの、その大きさはよくわかりませんでした。右側に辛うじて見える非常口のドアの大きさをたよりに目測すると、5メートル超に見えます(2階だてだからそうかもしれないですが)。
映像ではもっと小さい作業場のような建物に見えたので、フロッタージュ作品の持つ強みは実物大にあるのか、と衝撃を受けました(当たり前なことではありますが)。驚きのあまり、iPhoneを水平に保つことすら忘れていたようです。将来なくなってしまうであろう何かを記憶に留めるためには映像に収めることが一般的だと思いますが、そのスケールを知るにはフロッタージュで記録するのが一番ではないか、と思わずにはいられませんでした。
http://aichitriennale.jp/artist/okabemasao.html